重爆撃機

【Heavy Bomber】
敵の中核地のある標的を叩く爆撃機。米ソ、米露間の戦略兵器制限条約、戦略兵器削減条約では、重爆撃機【Heavy Bomber】として、機種が指定され、新START条約(2011年2月発効)では、米国:B-52G型、B-52H型、B-1B型、B-2A型(注:B-52Gは2013年までに退役。B-1Bは2007-11年3月に核兵器搭載能力を取り外し、非核爆撃機に改造)、露:Tu-95MS型、Tu-160型が「重爆撃機」として明記されている。
重爆撃機/戦略爆撃機の主要兵装は、重力で落下する爆弾の他に、空対地巡航ミサイルが搭載されていることも多い。B-52H型は、射程1500km以上の空対地巡航ミサイル(核・非核)やGPS誘導爆弾等の地上攻撃用の武器の他に、海への機雷散布も行う。

「安全保障用語」編集部