【cooperative security】
複数国の間で、協調的行動をとることでお互いの安全を保障しようとすること。協調的安全保障で想定される脅威は、お互いの相互不信が悪循環(安全保障のディレンマ)をおこすことによって生じる軍事衝突であったり、国家以外の主体や自然現象によって引き起こされる非伝統的な脅威(テロ、海賊、自然災害など)である。相互不信を低減させるために行われる情報交換や相互交流などの信頼醸成措置などの協調的行動がもとめられる。非伝統的脅威に対処するための共同行動も相互不信を低減させる効果のある協調的行動であるとみなされる。