国家安全保障会議

【National Security Council】
米国の国家安全保障会議(NSC)をモデルに2013年、「安全保障会議」を改編して、発足させたことから、「日本版NSC」とも呼ばれる。外交・安全保障の司令塔を担い、総理大臣、内閣官房長官、外務、防衛両大臣の「4大臣会合」のほか、「9大臣会合」、「緊急事態大臣会合」がある。従来は防衛省中心に担ってきた防衛計画の大綱のほか、国家安全保障戦略なども、国家安全保障会議が策定する。さらに、国家安全保障会議を補佐するために内閣官房に、新たに「国家安全保障局(NSS)」を設置。外務省や防衛省・自衛隊から職員者が集められ、安全保障に関して、各省庁を一元的に統括する。国家安全保障局長は、米国の国家安全保障担当大統領補佐官のカウンターパートとなる。

「安全保障用語」編集部