第3次防衛力整備計画

【The third defense buildup program】
「第3次防衛力整備計画(3次防)」は、67年度から71年度までの5カ年計画として、従来は「整備計画」のみだったものを、「防衛力整備計画の大綱」と「防衛力整備計画の主要項目」、「防衛力整備計画の所要経費」に分類して閣議決定した。「大綱」では、2次防同様、「通常兵器による局地戦以下の侵略事態」に対応することが盛り込まれ、「最も有効に対応しうる効果的なものを目標とする」と強調した。「防衛力整備計画の主要項目」では、の陸上自衛隊では、定数を18万人と2次防の規模を維持する一方、防空能力強化や戦車、対戦車火器の更新、増強が盛り込まれた。「所要経費」では、総額2兆3400億円をめどとすると記された。

「安全保障用語」編集部