ジュネーブ軍縮会議(CD)

【CD=Conference on Disarmament】
多国間軍縮交渉を手掛ける唯一の常設機関で、1960年に「10カ国軍縮委員会」として発足した。日本は69年に加盟。改組を経て84年に軍縮会議と改称した。核拡散防止条約(NPT)包括的核実験禁止条約(CTBT)などを生んだが、全会一致の原則が障害となり、90年代後半以降は具体的な成果が出せないまま、空転が続いている。北朝鮮、イランを含む65カ国が加盟。西側グループ(25カ国)、グループ(6カ国)、G21グループ(33カ国)、いずれのグループにも属さない中国により構成。国連など国際機関からは独立、ただし機能は国連軍縮部が果たしている。

「安全保障用語」編集部