巡航ミサイル・CM

【Cruise Missile】
ジェットエンジンまたはロケットエンジンにより大気圏内を亜音速または超音速で低高度を長距離飛しょうする対地・対艦ミサイル。目標に命中するまでエンジンにより推進する。誘導はミサイルに搭載されている慣性航法装置、地形照合システム、GPS装置などによる。低高度で飛しょうするため探知されにくい。空中発射、地上発射、艦上発射、潜水艦発射など下記のように分類される。
発射システムによる分類
空中発射:ALCM(Air-Launched Cruise Missile、空中発射巡航ミサイル)
陸上発射:GLCM(Ground-Launched Cruise Missile、陸上発射巡航ミサイル)
海上発射:SLCM(Sea-Launched Cruise Missile、海上艦発射巡航ミサイル)
潜水艦発射:SLCM(Submarine-Launched Cruise Missile、潜水艦発射巡航ミサイル)
目標による分類
海上艦:ASCM(Anti-Ship Cruise Missile、対艦巡航ミサイル)
対地攻撃:LACM(Land Attack Cruise Missile、対地巡航ミサイル)
巡航速度による分類
亜音速巡航ミサイル(Subsonic-Speed Cruise Missile)
超音速巡航ミサイル(Supersonic-Speed Cruise Missile)

「安全保障用語」編集部