大量破壊兵器

【Weapon of Mass Destruction, WMD】
大規模な破壊、殺傷能力を持つ核(nuclear)・生物(biological)・化学(chemical)兵器の総称(NBC兵器)。放射能兵器(radiological)を加え、NBCR兵器とすることもある。
破壊力の大きさから、通常兵器と区別される。
大量破壊兵器の拡散防止のために,核兵器不拡散条約(NPT: Treaty on the Non-Proliferation of Nuclear Weapons),化学兵器禁止条約(CWC: Chemical Weapons Convention)等の国際条約や様々な輸出管理レジームが重要な役割を果たしてきたが,必ずしも十分防止できていなかった。 2003年5月、米国が提案した「拡散に対する安全保障構想(PSI: Proliferation Security Initiative )」により、各国が連携して拡散「阻止」を推進している。

「安全保障用語」編集部