朝鮮戦争休戦協定

【Korean Armistice Agreement】
1950年から続いていた朝鮮戦争に対する休戦協定。1953年7月に板門店で、国連軍司令官を務める米陸軍のクラーク大将と、中国人民志願軍の彭徳懐司令員、朝鮮人民軍の金日成最高司令官が署名。「最終的な平和解決が成立するまで、朝鮮における戦争行為とあらゆる武力行使の完全な停止を保証する」と規定した。韓国は休戦に反対し、署名に加わらなかった。この協定により、北緯38度線付近を軍事境界線として南北2キロ以内を非武装地帯(DMZ)に設定したほか、板門店に南北の連絡会議などが開かれる軍事休戦委員会が設置された。

「安全保障用語」編集部