終戦の詔勅

【Imperial rescript on End of War】
1945年8月14日の御前会議で、日本の無条件降伏を求めるポツダム宣言の受諾が決定され、同宣言文に関して、天皇の意思を国民に宣布した文書。昭和天皇が、米国、英国、中国、ソ連に対し、ポツダム宣言を受諾するよう、日本政府に通告したとし、米国による原爆投下などを批判。交戦を続ければ、日本民族の滅亡をも招きかねないと、受諾の理由を語った。この詔勅に対し、鈴木貫太郎首相や米内光政海軍大臣はじめ、16人の閣僚が署名し、戦争終結が公式に表明された。この詔勅は、翌15日諸語に、昭和天皇自らが音読する、ラジオを通じた「玉音放送」によって、日本国民に伝えられた。