【General Headquarters / Supreme Commander for the Allied Powersre】
第2次世界大戦後、連合国軍が日本を占領・管理するために、1945年8月に設置した総司令部。当初は横浜に総司令部が置かれたが、同年9月に本部を東京・日比谷に移動した。ダグラス・マッカーサー米陸軍元帥が初代最高司令官を務めた。組織は、人事や情報などを担当する参謀部(G1、G2など)のほか、民政局や天然資源局、経済科学局などがあり、極東軍事裁判所も、その管轄下にあった。連合国は、米国の首都ワシントンに設置した「極東委員会」で重要な対日政策を決定し、東京にGHQの諮問機関である「対日理事会」を活用し、日本政府に指令を出していた。1952年のサンフランシスコ平和条約の発効とともに、廃止された。