極東国際軍事裁判

【International Military Tribunal for the Far East】
第2次世界大戦における日本の戦争犯罪を追求し、主要戦争犯罪人の審理・処罰を目的に、連合国により東京で行われた国際裁判。「東京裁判」とも呼ばれる。1945年8月に日本が「ポツダム宣言」を受諾したことを受け、ダグラス・マッカーサー連合国最高司令官が46年1月に裁判所設立を命じ、オーストラリアのウェッブ裁判長はじめ、戦勝国から11人の裁判官が任命された。A級戦犯の被告人28人に対する裁判は46年5月から48年11月まで行われ、裁判中に死亡するなどした3人を除き、25人全員が有罪とされ、東条英機氏ら7人が絞首刑、16人が終身禁錮刑、2人が有期禁錮刑に処せられた。