海上幕僚監部、自衛艦隊、地方隊及び防衛大臣直轄部隊などからなる日本の周辺海域における海上防衛、警戒監視、海外派遣任務などの任務を持つ組織である。主力部隊は機動部隊の自衛艦隊(自衛艦隊司令部、護衛艦隊、航空集団及び潜水艦隊などの部隊)であるが、5つの地方隊(地方総監及び一部の部隊)が日本の周辺海域における警備区域を担任し、防衛警備、災害派遣及び自衛艦隊に対する後方支援活動を行っている。1952年、海上自衛隊の前身である海上警備隊創設、1954年、防衛庁発足と同時に海上自衛隊が創設された。帝国海軍の伝統を色濃く残している組織である。2017年3月現在で、自衛官定員4万5364名、艦艇134隻(約48万5000トン)、作戦用航空機(固定翼73機、回転翼97機)を保有している。