第1次防衛力整備計画

【The first defense buildup program】
1954年に防衛庁・自衛隊が設立され、56年に「国防の基本方針」が定められたことや、朝鮮戦争が休戦となり在日米軍の駐留規模が急速に縮小されたことを受け、「必要最小限度の自衛力を整備する」として、戦後初めての防衛計画となる「第1次防衛力整備計画(1次防)」が57年6月に策定された。在日米軍の急速な縮小をカバーすることを念頭に、骨幹的防衛力の構築を主眼として、58年度から60年度までの3年間の計画として、陸上自衛隊については、自衛官18万人、海上自衛隊は艦艇12万4千トン、航空自衛隊は、航空機役1300機を整備することを目標と定めた。

「安全保障用語」編集部