陸海空自衛隊の幹部自衛官を養成することを目的とする文部科学省管轄外の4年制の大学教育を行う防衛省の附属機関である。帝国陸軍士官学校、帝国海軍兵学校及び諸外国陸海空軍士官学校に相当する。1952年、警察予備隊から保安庁への組織改編に際し保安大学校として創設されたが、1954年、防衛庁及び陸海空自衛隊の創設に伴い防衛大学校に改称された。学生は特別職国家公務員であり、大学設置基準に準拠した一般教育、人文社会科学、または、理工学及び防衛学を履修する。大学院に相当する研究科(理工学研究科、総合安全保障研究科)もある。第2学年進級時に陸海空自衛隊の要員に区分され、それぞれ専門的な訓練を受ける。卒業後は幹部候補生となり、約1年間の幹部候補生学校及び隊付勤務を経て、幹部自衛官に任用される。