保安隊

【National Safety Forces】
1952年7月、保安庁法を整備したことで、従来の「警察予備隊」を、保安隊に改組した。具体的には、総理府の外局として、「我が国の平和と秩序を維持する」目的で保安庁を設置。保安庁に、内部部局のほか、第1幕僚監部と第2幕僚監部を設けた。警察予備隊を改編した陸上部隊を「保安隊」と呼び、第1幕僚監部に統合する一方、海上部隊を「警備隊」と呼び、第2幕僚監部に統合。治安部隊から国防を担う部隊に移行した。その後、54年の自衛隊法により、「自衛隊」に再度改組され、「保安隊」は陸上自衛隊に、「警備隊」は海上自衛隊に改組された。

「安全保障用語」編集部