原子爆弾・原爆

【Atomic Bomb】
ウラン235(235U)やプルトニウム239(239Pu)などの原子核が起こす核分裂反応を利用した核爆弾。
米国が1942年からマンハッタン計画として開発を進め、1945年7月16日にニューメキシコ州の砂漠で人類最初の原爆実験(トリニティ実験)を行った。ロバート・オッペンハイマー博士が開発を主導し、「原爆の父」と言われている。オッペンハイマー博士は、戦後、水爆開発、核兵器開発に反対し、「赤狩り」の対象となり、追放された。
核兵器は通常兵器と比較して威力が極めて大きいため、「大量破壊兵器」と呼ばれ、核不拡散条約や部分的核実験禁止条約などで規制されている。

事例

1945年8月、広島にウラン型爆弾(リトルボーイ)、長崎にプルトニウム型爆弾(ファットマン)が投下された。

「安全保障用語」編集部