潜水艦

【Submarine】
潜望鏡や魚雷、ミサイル等を装備し、長時間、完全に水没した状態で作戦出来る軍艦。潜水艦ボディ(船体)と、潜望鏡やレーダー等が集中する上部構造物=セイル/艦橋からなる。艦尾にスクリューやと(立舵+横舵、または、X舵)、セイルまたは、船体前部に潜舵がある。潜航中、空中の酸素に依存しにくい潜水艦の推進方式は、洋上航行時に発電・蓄電した電力で、潜航中、電動モーターを回すディーゼル・エレクトリック方式や、燃料電池やスターリング・エンジンなどを使用して、大気中の酸素に依存しないAIP方式、そして、原子炉を使用する原子力推進方式に分類される。武装・任務からは、魚雷や対艦ミサイルで、敵艦を叩く攻撃型潜水艦(Attack Submarine、Hunter-Killer submarine:略号SS、SSN)、対艦、対地巡航ミサイルを主武装とする巡航ミサイル潜水艦(略号、SSG、SSGN)、戦略弾道ミサイルである潜水艦発射弾道ミサイル(略号、SLBM)を主武装とする戦略ミサイル潜水艦(略号、SSB,SSBN)等に分類される。

「安全保障用語」編集部