【Principles of Verifiability, Irreversibility and Transparency】
国際合意に基づき軍縮を着実に進めるに当たり、重視される基本原則。検証可能性は、締約国が条約義務を誠実に履行しているかどうか、また合意に基づいて申告された内容が正確であるかどうか、客観的に確認する措置が担保されていることを意味する。不可逆性は、条約に基づき一度廃棄された兵器が再び廃棄前の状態に逆戻りしないよう不可欠な措置を講じること。例えば、核兵器を廃棄・解体した後に生じる核物質や核爆発装置が軍事目的に再利用されないよう物質を転換する、装置を破壊するプロセスを指す。透明性の向上は当時国間の信頼醸成措置(CBM)に極めて重要で、国際機関に兵器の数や内容を申告したり、検証措置の充実を図ったりすることで実践される。